はい、施工管理見習のしゅんです。
今日は最近はやっているコンクリートの打ち放し仕上げとならぶアクセントと仕上げとして流行っているコンクリートの杉板打ち放し仕上げにについて書いてまいりたいと思います。杉板の打ち放しは昔も流行っていたとさることながら、確かに去年、自分の担当した物件でも
玄関門柱や部屋の一面のみの杉板の打ち放し仕上げはありましたが、今年にはいり外壁2面打ち放しの建物等が連続で4棟ほどありました。
今回はその時に現在進行中ですが、学んだ、杉板の打ち放しについて計画から施工完了までの流れについて書いてまいりたいと思います。
1、モックアップ【見本】作成のため杉板を決める
・凹凸のある浮造りor凹凸少なめ平タイプ
・打ちあがりの陰陽を出すため焼きにするか
・天然木や人工素材のもの
※事前に要相談、施主様のイメージの杉板仕上げを画像・写真等で確認しましょう。
2、決まった杉板モックアップ【見本】を作成する
→杉板にもたくさん種類があり、型枠大工さんの会社で扱っている杉板の種類・素材感が
あるため事前に小さな型枠を作成して実際に
コンクリートを流しこみ見本を作成する
3、仕上がりを確認する【設計・施主様】
→これにて杉板の仕様を確認する
4、モックアップ【見本】に設計仕様の仕上げを施工する
・撥水系等
・塗装系等
※最重要
コンクリートによる工事のため、ピンホール等の補修が必要なところが発生があるため実際は補修も施した上で仕上げを塗り仕上がりを確認すること
5、杉板施工手順を確認
①固定方法→さねありにして釘をかくすのかどうか
②型枠パネルに杉板を張って立て込むか
建てこんだパネルに杉板をはっていくのか
※型枠大工さんと要相談しましょう。
自分のところは外部枠は建込→杉板張り
内部枠は杉板張って→パネル建込にしました
ポイントはパネルにするとパネル同士の突き付けと杉板同士の突き付けがうまくいくかが難しいです。
6ー① パネル建込杉板張り
→パネル建込後、杉板を張る 杉板を止めれる
用手が入らないと施工困難になります。
差し筋等が干渉するぐらいなら大丈夫
6-② 杉板パネル打ち付け
→現場でやるとスペースが必要になると
建込期間がちょっと長くなる。
7、杉板施工後は雨に濡れないよう養生
+雨が降ったあとははがれ確認
※天然木だと水を吸うと膨れて最悪
ばちって杉板が剥がれます。1枚あたり
すごいと1センチほど膨らみます。
8、打設前日、杉板を乾燥状況を確認して
散水しましょう。
※天然木は乾きすぎると板と板の間がすきますので確認・散水しましょう。
9、打設当日、杉板面をよく散水しましょう。
乾いていると打設してコンクリートの表面の水分を吸ってしまい仕上がりが悪くなります。
また、杉板は乾燥しやすいため打設中もよく
確認して散水するようにしましょう。
10、よくたたき、バイブは杉板面には思いっきりはかけない・圧送のコンクリートも直接杉板面にかけないこと
11、信じる
12、杉板面脱型
こちらは考え方にもよりますのでよく型枠業者
等に確認して施工しましょう。
打設3日後に解体・打設7日後に解体
養生期間をどのように設定するかです。
ちなみの自分の経験上でわ3日目に
解体した方がきれいでした。
→これにて 躯体工事工程は完了
13、補修業者にてバリ取り・補修
→この補修が重要ですので事前に補修
業者に施工方法と仕上がりをあ確認しましょう
※最終階等の天端よりエフロが垂れると大変ですのでシーラー等で早い段階おさえるようにしましょう。
14、仕上げ材施工
15、工程の順番にもよりますが、危険がある場合は養生するようにしましょう。
以上、杉板打ち放し 計画~施工完了までの流れになります。
天然木の杉板は雨を吸い膨れる材料の為
養生を徹底して、大切に扱いましょう。
自分は膨れて剥がれてしまってコンクリート打設の日付を伸ばした事もあります。【養生不備】によるものです。
でも、杉板の打放しは圧巻の仕上がりですので是非頑張りましょー。
よし、今日も頑張るぞー。🥳