指示書・日報が3倍速に!
「時間が足りない」が口ぐせだった自分が…
「現場は忙しい、でも書類も終わらない」
これは、施工管理の仕事をしている人なら一度は感じたことがある悩みだと思います。
私も以前はそうでした。
日中は現場で職人さんと打合せ、夕方は協力業者と調整、夜になってやっと事務所で日報や指示書の作成…。
気がつけば、家族との時間も、自分の時間も犠牲にしていました。
そんな時に出会ったのが、ChatGPTというAIでした。
正直、最初は「AI?なんか怪しいな」「自分には関係ない」と思っていました。
でも、ある日ふと試しに使ってみたら、世界が変わりました。
「とりあえずやってみる」で気づいた“AIの底力”
私が最初に使ったのは、日報作成。
ChatGPTにこう入力しました。
「今日の作業内容:コンクリート打設、8:00〜12:00、異常なし。午後は型枠のばらし。現場清掃あり。明日は鉄骨搬入。」
「この内容をもとに施工管理の現場日報にしてください」
すると30秒後、びっくりするくらい“それっぽい”文章が返ってきたんです。
実際の出力例(そのまま貼れるレベル)
【作業内容】
午前中は基礎コンクリートの打設を行い、12:00までに完了。打設中の不具合やトラブルは特になし。午後からは型枠の解体作業を実施。現場の安全確認を行いながら、清掃も並行して進めた。【明日の予定】
鉄骨の搬入作業を予定。朝礼にて作業フローの確認と安全注意事項を周知予定。
――正直、自分で書くよりも“しっかりしてる”…。
この瞬間、私は「もうAI使わない理由がない」と確信しました。
次にやったのは「指示書作成」
次に手を出したのが業者向けの作業指示書です。
職人さんに渡す簡易指示書も、ChatGPTがあればテンプレをもとに即作成できます。
「外壁ALC取付工事の段取りについて、職人にわかりやすくまとめてください」
と入力すれば、
【ALC外壁取付の作業指示】
・作業内容:ALCパネルの取り付け(南面)
・作業時間:8:00〜17:00(休憩含む)
・注意事項:ボルト締付トルク確認、クレーン作業時は合図確認を徹底
・使用図面:S-105、S-106(貼付)
・資材:前日までに所定位置へ搬入済
こんな感じで、作業ごとの“コピペで使える雛形”をどんどん貯めていけます。
これを現場ホワイトボードやLINEグループに貼るだけでも、作業がスムーズに進みます。
ChatGPT活用の“最強ルール”3選
使っていく中で分かった、ChatGPTを施工管理で活かすルールを3つ紹介します。
①「入力はシンプルでOK」
長文の説明よりも、単語や箇条書きで指示を出した方がAIは理解しやすいです。
例:
✕「今日は午前中に基礎配筋確認を行い、午後は杭頭処理を…」
〇「午前:基礎配筋確認/午後:杭頭処理」
②「出力を見て修正・微調整」
最初は完璧じゃないこともあるので、
「もう少し短く」「もっと口語で」「職人向けにして」など追加指示をしていくと精度が上がります。
③「自分のテンプレートを育てる」
気に入った文面はすぐ保存!
「現場日報プロンプト」「指示書プロンプト」など、自分だけのAI辞書を作ると爆速で回せるようになります。
無料プレゼント:「施工管理で使えるChatGPTプロンプト3選」
今回特別に、私が毎日使っているChatGPT用のプロンプトを共有します。
①現場日報作成プロンプト
「以下の内容をもとに、現場監督が書く施工日報を作ってください。
作業内容:〇〇〇〇〇
時間:〇〇〜〇〇
トピック:〇〇に関する注意喚起、明日の予定は〇〇」
②職人向け作業指示書プロンプト
「以下の工事について、作業員向けにわかりやすい指示書を作成してください。
工事名:〇〇工事
作業範囲:〇〇面
使用資材:〇〇
注意事項:〇〇」
③朝礼コメント生成プロンプト
「明日の作業予定と安全事項を、現場の朝礼で使える1分以内のコメントにしてください。
作業:〇〇
注意事項:〇〇」
結論:「ChatGPT=現場監督の相棒」は本当だった
現場は常に忙しい。
でも、その中でAIを“道具”として活かせば、時間は取り戻せる。
「まだ使ってない…」という現場監督さん、
ぜひ明日から使ってみてください。
ChatGPTは、**文句ひとつ言わず、何度でも付き合ってくれる“最強の相棒”**です。