はい、施工管理見習いのしゅんです。
今日は躯体工事で重要となる、スリーブ工事
このスリーブを梁に開けるときに必要となる、
梁補強筋について書いてまいりたいと思います。
基本、鉄コンクリート造のおいてスリーブを施工する場合はスリーブ施工箇所に補強筋を必要とします【100径以下のものは不要】。
しかし、排水・換気等を外壁面側に配管・貫通が必要となりスリーブをあけることは多々あります。
また、構造の要である梁にスリーブにあなをあけることもあります。
その際、スリーブあけた場合、補強が必要となり、その補強筋を梁補強筋となります。
鉄筋業者さんにて補強する場合もありますが、基本は設備、換気等のスリーブは専門業種のスリーブとなるため、専門業種にてスリーブ+補強筋までが施工となります。
そのため、補強筋を専門業種に支給して施工していただくのが一般的な流れになります。
今回はその梁補強筋の拾いやルールについて書いてまいります。
1、梁補強筋【ダイヤレン・スーパーハリー・ウェブレン】といくつかメーカーございますので、構造図確認と構造設計者に確認して、適正メーカーの確認をいたしましょう。
2、メーカーにて構造図を添付して補強筋の計算書を作成していただきます。
3、スリーブ図を参照して、各梁、スリーブ径にあった
補強筋を拾います。
※スリーブ位置【より・高さ】離れを要確認しましょう。
4、梁補強筋を発注
5, 鉄筋業者乗り込み時、スリーブ位置確認
【スリーブ位置墨出しすること、かぶり+スリーブ径】
※スリーブとスターラップが干渉しないように
6、スリーブ施工日、梁補強筋+梁補強筋資料を専門業者に支給・指示をする。
7、梁配筋完了後、すぐ施工する
※梁落とし前に施工する。
8、梁補強筋施工後確認する
以上が梁補強筋施工の流れとなります。
今回はラーメン構造を基本として流れをかきました。
壁構造でも基本は一緒の流れとなります。
ラーメン構造でわ、梁配筋から梁落としまでの時間が短い場合ございますので、事前に工程等打ち合わせしてスムーズに施工するようにいたしましょう。
基本、梁補強筋ルール【仕様を要確認】として
孔径(スリーブ外径)
孔径Hは、梁せいDの1/3以下とする。
孔位置
1 柱際から水平方向の孔中心位置L1
孔が梁せいの中央にあるときはL1≧D、
それ以外のときはL1≧D+H/2とする。
2 孔間中心距離L2
孔平均径の3倍以上
3 へりあきの最小寸法(L3
は基本ルールですので、スリーブ図を要確認するようにいたしましょう。
よし、今日も頑張るぞー🥳