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もう全部はできない!現場監督が選んだ“やめる習慣

施工管理見習いのしゅんです。

30代になると、仕事でも家庭でも責任が一気に増えます。
若い頃は「全部やって当然」と信じて無理をしてきたけれど、気づけばキャパを超えて潰れそうになっていた——そんな人も多いのではないでしょうか。
私自身、現場監督という立場で「自分がやらなきゃ現場が回らない」「人に任せて失敗したら自分の責任」という思い込みに苦しんできました。
でも『嫌われる勇気』で学んだのは、「他者の課題は切り離す」 という考え方です。
全部を背負い込むのではなく、“どこまでが自分の課題で、どこからが相手の課題か” を線引きできる人こそ、心が折れずに働き続けられます。
今回は私が実践している「やらないことリスト」とともに、アドラーの勇気を現場でどう活かすかを紹介します。


▢ 【1】全部やるのをやめる勇気を持つ

→ 結論
他者の課題を抱え込まない。
それが嫌われる勇気であり、手放す勇気でもあります。


◯ 【1-1】「自分がやった方が早い」をやめる
後輩に任せると時間がかかるし、質も落ちる。
それでも任せるのは「育てる」という自分の課題だから。
逆に、任せた後にどう行動するかは後輩の課題。
アドラーの教え通り、“他者の課題”を奪わない勇気を持つべきsです。


◯ 【1-2】即レスしない勇気
「すぐ返さないと嫌われるかも…」
この不安は他人にどう思われるかをコントロールしようとしている状態。
でも、相手がどう思うかは相手の課題です。
自分の時間を守ることを優先しても、信頼を失わない人間関係こそ本物です。


◯ 【1-3】無駄な決断に頭を使わない
小さなことで「どう思われるか」を気にしない。
昼飯・ルート・道具選び…「これで変に思われないか?」なんて考えない。
他人の目を気にしないのも、嫌われる勇気の一部です。


▢ 【2】家庭でも“他者の課題”を切り分ける

→ 結論
家族の機嫌を全部自分で背負わない。
「嫌われないように全部やる」は、長期的に見ると逆効果です。


◯ 【2-1】全部の行事に顔を出さなくていい
子どもの学校行事も、親戚付き合いも全部参加する必要はありません。
「行かないと冷たいと思われるかも…」は他者の評価です。
自分と家族で納得できる線引きを作れば十分です。


◯ 【2-2】家事は全部やらなくていい
家族の役に立ちたいと思うのは良いこと。
でも「全部やらないと家族に嫌われる」という思い込みは不要です。
掃除ロボ、宅配、外注を使えばいい。
それでイライラせずに一緒に笑える時間の方が何倍も価値があります。


◯ 【2-3】趣味は“途中でやめてもいい”
趣味を始めたのにすぐ飽きてしまう。
「やり切らない自分はダメだ」と思う必要はありません。
趣味は他人の評価ではなく自分の楽しみ。
飽きたらやめる自由を許す勇気も『嫌われる勇気』のエッセンスです。


▢ 【3】「やらないことリスト」を自分に許す

→ 結論
リストは“嫌われる勇気”を思い出させるメモです。
他者の課題を抱え込まない宣言として書き出しましょう。


◯ 【3-1】私のやらないこと例

  • 休日の即レス禁止
  • 後輩の失敗を全部自分でカバーしない
  • 家族の機嫌を100%自分の責任にしない

◯ 【3-2】“全部はできない”を毎週思い出す
週に1回だけでも、iPadや手帳で「やらないこと」を見直すと頭がスッキリします。
線引きできれば、人間関係のストレスも減っていきます。


◯ 【3-3】「嫌われるかも」を受け入れる勇気を褒める
「頼まれても断った」「即レスをやめた」
それで嫌われるかも?でもそれは相手の課題です。
自分の時間を守れた自分を、毎回ちゃんと褒めましょう。


【結論まとめ】

『嫌われる勇気』は「自分が変わればいい」と教えてくれます。
全部抱え込んで潰れるより、「他者の課題は他者に任せる」と決める方が、周りも自分も楽になります。
30代こそ「全部はできない!」を前提に、勇気をもって“やらないこと”を作っていきましょう。