はい、施工管理見習いのしゅんです。
今日は躯体工事を管理する要となる躯体図について書いてまいりたいと
思います。そもそも躯体図とは施工図の一種である。
でわ、そもそも施工図とは、、、
施工図とは工事を円滑に進めるための施工管理者【現場監督】が作成するものであり、この施工図は設計図との整合性【つじつまがあっているか】がとれているか、設計上の要求が満たされているかを検討・確認のうえ承認する。施工図の作成・検討は設計図書の各部の散らばった情報をまとめ集約する作業です。
でわ、そんな施工図の種類です。施工図の種類は多枝です。
・工事を円滑に進める
⇒仮設計画
⇒山留図
⇒根切図
・建物を決める躯体図
⇒杭伏せ図
⇒基礎図
⇒各階躯体図
⇒階段図
・製作図
⇒金属建具【アルミ、スチール、ステンレス】
⇒木製建具図
・内装仕上げ
⇒平面詳細
⇒天井伏せ図
・設備、電気 施工図
。。。。。。とまだまだたくさんあります。これらの施工図を工程をあわせながら作成、確認、承認します。
そして、今回のテーマである躯体図とは
建物をつくるためのもっとも重要な施工図であり、この図面をもとに躯体業者である型枠、鉄筋業者は材料の拾いだしをします。またこの躯体図が今後のすべての製作図や仕上げ図の基準となりますので、仕上げ工事までを考えた、壁位置、開口位置寸法、スラブ天端、躯体ふかしや納まりを検討、調整して作図をいたします。
※寸法の押さえ方は必ず必ず各通り芯から追い出しを可能にすること
自分も最初は躯体図の表現はよくわかっておりませんでしたし使い方、味方がわかっておりませんでした。
ただただ、建物の壁の位置が書いてあって開口部があって、梁とかの記号があって躯体業者さんに仕事のためにあるんだなと自分は先輩が作成してくれた、躯体図を業者さんに流すだけが自分の仕事だと勘違いしておりました。
いざ、現場を管理していると、業者さんに差し筋の位置止まりはどこ?
内装の打ち放しはどこまで、ここの開口はサッシがつくの?など質門の嵐です。テンパりながらも一生懸命躯体図を見て差し筋のとまりの位置を計算したり、意匠図をみながら、寸法を躯体図と確認したりと図面を見るという行為、施工図と設計図の整合性を確認、理解することなくして、現場管理はできないということを悟りました。そして、それぞれの施工図の表現理解しないと考えつつ、実際は段取りの悪い自分の工程に押されて、施工図を理解していないまま工程が進み、理解していないといけない施工図を理解していから失敗を繰り返すという負サイクルにはまっておりました。けども、忙しくても身をもって体験したことで心から次は絶対失敗しない方法を模索すること、強制習得をものにすることができました。
ですので、施工図あがったらとりあえず、他人事にせずすぐ1瞬だけ15分でいいから夢中になってみてみるとみることが自分の勉強と円滑な工事に絶対必要な行動だと思います。
よし、今日も頑張るぞー。